「体を動かしたいけれど、テニスは膝がつらい」「新しいことを始めたいけれど、今からラケット競技は無理かな」
そう感じている50代・60代・70代の方にこそ、ピックルボールを知ってほしいと思っています。
この記事では、なぜシニアに向いているのか、どのくらいの体力が必要か、初回に何を持っていくか、そして一人でも参加できるのかまで、初めての方が気になることを順番に解説します。
なぜシニアに向いているのか
ピックルボールは、テニスとバドミントンと卓球のいいところを合わせたようなスポーツです。シニアの方に向いている理由は、はっきりしています。
- コートが小さい。 バドミントンのダブルスコートとほぼ同じ大きさ(13.4m×6.1m)で、テニスコートの約3分の1です。走る距離が短いので、ラリーが続いても息が上がりにくいです。
- ボールが軽くて遅い。 穴の開いたプラスチックのボールを使うので、スピードが出にくく、目で追いやすいです。
- サーブは下から打つ。 肩を大きく回して上から叩きつけるサーブはありません。肩や肘への負担が小さいのはこのためです。
- ネット際の「ソフトな攻め」が武器になる。 ピックルボールには、ネット近くでボールをふわりと落とす「ディンク」という打ち方があります。力ではなく、コントロールと読みで勝てる競技です。若い相手にも十分に通用します。
一言でいえば、体への衝撃が少なく、頭を使う場面が多いスポーツです。
どのくらいの体力が必要?
正直にお答えします。20分歩けて、軽いパドルを握れれば始められます。
ダブルスが基本なので、コートの半分を守れば十分です。練習会ではメンバーを入れ替えながらゲームをするので、1ゲームごとに座って休む時間が自然にできます。「ずっと動き続けなければいけない」ということはありません。
最初は1回60分から90分の練習会を、週1回のペースで。慣れてきたら週2回に増やす方が多いです。休む日をきちんと作ることが、長く続けるいちばんのコツです。
初回に持っていくもの
体育館で行われることが多いので、持ち物は3つで足ります。
- 室内シューズ。 床に跡がつかない底のもの。外履きのまま入れない体育館がほとんどです。
- 飲み物。 思ったより汗をかきます。
- タオル。
パドルは、初心者歓迎の練習会なら貸し出しがあることが多いです。まず借りて、続けられそうだと感じてから自分のものを選べば十分です。服装は動きやすければ何でも構いません。
持ち物や当日の流れをもっと詳しく知りたい方は、初めてのピックルボール:持ち物・服装・当日の流れガイドをどうぞ。
一人で参加しても大丈夫?
大丈夫です。むしろ、一人で来る方が多数派です。
ピックルボールの練習会は「1人参加OK」が前提の集まりがほとんどで、ペアはその場で組まれます。1ゲームごとに相手も味方も入れ替わるので、初めての場でも自然と全員と顔を合わせることになります。
申し込むときの目印はふたつ。**「初心者歓迎」と「1人参加OK」**です。この二つが書かれている回を選べば、知り合いがいなくても、パドルを持っていなくても大丈夫です。
どこでできる?
シニアの方にいちばん合っているのは、平日の日中に体育館で行われる練習会です。参加費は数百円が相場で、落ち着いた雰囲気で、同じ世代の方も多いです。
会場は地域によって大きく違います。まずお住まいの都道府県のガイドを見て、どんな場所でできるのかを把握してください。
そのうえで、今週参加できる練習会は、無料アプリPikuru(ピクル)のイベント検索で「初心者歓迎」に絞って探すのが早いです。
無理なく続けるコツ
- 曜日を決める。 「毎週木曜の午前」のように固定すると、生活のリズムに組み込みやすいです。
- グループに入る。 定期的に集まるグループに入ると、声をかけてもらえるようになり、一人で申し込む手間がなくなります。探し方はピックルボール仲間の見つけ方にまとめています。
- ディンクの練習を楽しむ。 ネット際で軽くボールを落とし合う練習は、体の負担が少なく、上達が実感しやすいです。
- 休む勇気を持つ。 疲れたらゲームを一つ飛ばして座る。周りは誰も気にしません。
費用の目安
- 体育館の練習会:1回数百円が相場です。
- 専用コートの貸切:1時間数千円。4人で割ると1人あたり1,000円前後になることが多いです。
- パドル:買う場合は入門用で1万円前後から。最初は貸し出しで十分です。
金額は会場や地域で変わるので、参加前に主催者の案内で確認してください。
最初の一歩
やることは三つだけです。
- お住まいのエリアのガイドで、どんな場所でできるかを知る。
- Pikuruで「初心者歓迎」「1人参加OK」の練習会を一つ選ぶ。
- 室内シューズと飲み物とタオルを持って、少し早めに会場へ。
始め方全体の流れは、ピックルボールの始め方でも解説しています。
コートの上では、年齢よりも「また来週も来たい」と思えるかどうかがすべてです。まず一度、ボールを打ってみてください。